通訳を本格的に学びたい社会人・学生の方、更なるスキルアップを図りたい方におすすめ!東京都内にある評判の高い通訳養成学校をご紹介します!

どっちを目指す?【通訳者】と【翻訳者】の違いや特徴を解説

公開日:2020/02/15  最終更新日:2020/03/23

通訳と翻訳は兼業でやっていると思っている方もいらっしゃるようです。ですが、実際にはほんのわずかで、「まだ仕事が安定しないから、両方受けている」という新人さんがほとんどだそうです。

「通訳」と「翻訳」はかなり異なる作業となるため兼業者が少ないのです。ここでは「通訳者」と「翻訳者」の違いや特徴を説明します。

「通訳者」と「翻訳者」仕事の違い

まず、通訳者と翻訳者の仕事内容の違いから説明します。どちらとも「外国語を日本語に訳す」仕事ですが、どこが違うのでしょうか。

■「人前」「個の作業」という違い

<通訳者>

人と人とのコミュニケーションを仲介する作業。常に人前に立つ、人と関わる作業です。大規模な講演会・国際的な研究発表会などは多くの聴衆や参加者を対象とします。

<翻訳者>

小説などを翻訳するときは室内に籠っての作業です。しかし、産業翻訳など、企業活動での翻訳に携わる方は会社員、もしくは派遣社員として社内で同僚と取り組む作業で、まったく「個」という訳ではありません。

■「幅広く」「より専門的」という違い

<通訳者>

通訳者も専門分野に特化している方もおられますが、一般的には幅広くさまざまな仕事を受けるため、毎回取り扱うジャンルが変わります。その都度、資料を読み込んだり、下調べをしたりして備える方がほとんどでしょう。

<翻訳者>

実務的なものなら契約書や特許関係書類、マニュアルなど。書籍なら小説でも児童文学や恋愛小説、SF、ノンフィクションなど、それぞれのジャンルに特化して、より専門的に分かれています。

■「すぐに伝える」「じっくりことばを選ぶ」という違い

<通訳者>

とくに同時通訳では、話者の言う内容を把握し、即座に伝える作業。話はある程度要約してわかりやすく伝えるものの、数字や固有名詞は正確に伝えなければなりません。トラブルなどにもすばやく対応できる臨機応変さ、瞬発力、大胆さが要求されます。

<翻訳家>

通訳者とは異なり、作業にかけられる時間が長いので、作者の意図するところを丹念に読み取って、最適なことばをじっくりと選び訳す作業となります。文字・文章で書面化されて、半永久的に残るので、誤訳や不適切な訳にならないよう、繊細かつ緻密な作業です。

通訳者・翻訳家、適性の違い

前項では「通訳者が多くの人前で、幅広いジャンルの仕事を、すぐに訳して伝える」のに対して「翻訳家は個の作業を、より専門的にジャンルを限って、じっくりことばを選び訳す」ということをご説明しました。次に「両者の適性の違い」について考えてみましょう。

■通訳者はこんな人に向いている

毎回取り扱うジャンルが変わることが多く、人前に出るため、好奇心が強く、社交性があり、度胸のある方に向いています。刻々と変わる状況にも冷静に対処でき、トラブルなどもむしろ楽しめるほどの現場対応力があり、同時通訳などは迷う余地さえないため、意味を大づかみで訳す大胆さも持ち合わせている方にニーズが高いです。

■翻訳家はこんな人に向いている

専門分野を深く追求できる知識や探求心が求められます。書籍や映像字幕なら、作者の意図や作品のテーマ、ムードなどを敏感に感じ取る感性を持ち、それを余すところなく伝えるため、豊富なボキャブラリーからことばを厳選。最適な訳を紡ぎ出せる方。ディティールにこだわり、繊細さと緻密さを有する方に向いています。

翻訳家の仕事はこんな感じ

通訳者と翻訳家の仕事や適性の違いがおわかりいただけたところで、ここでは翻訳家の仕事について、詳しく説明します。どんな種類の仕事があるのでしょうか。

■産業翻訳

企業内で、実務・ビジネス上必要な翻訳を手がけます。企業内で社員・派遣社員として、もしくは翻訳会社の社内で、勤務するのが一般的ですが、そこから仕事を請け負って在宅で担当することも可能です。

■出版翻訳

海外の著作を日本で出版する際に必要なのが出版翻訳です。翻訳家養成スクールの現役翻訳家講師に推薦される、翻訳コンテストで入選する、自分で出版社に持ち込むなどしてチャンスを得ることになります。

■映像翻訳

字幕を翻訳します。海外映画、海外テレビドラマから、企業のPR映像、Webやイベント用画像まで、さまざまなジャンルがあります。映像の日本語版制作会社の募集に応募する、翻訳家養成スクールの現役翻訳家講師の助手に起用されるなどが、入り口となるでしょう。

まとめ

通訳者には勢いや度胸、大胆さと現場対応力が求められ、翻訳者には専門知識や探求心、鋭い感性、繊細さ、緻密さなどが求められるということでした。しかし、通訳者でも専門的にジャンルを限って仕事をしている方もいます。

翻訳者については自動翻訳に脅かされているとも言われますが、完全に機械が取って代わるということは難しく、それは人間の知識や教養、感性は単純にアルゴリズムでは代用できないからです。

翻訳者という仕事は産業翻訳で専門性を高めながら堅実な勤務もでき、なおかつフリーランスで活躍することもできます。時には苦労することもあるでしょうが、原文の意味を大切にしながらも表現する喜びを得ることができる、稀少な職種でしょう。

おすすめ関連記事

サイト内検索
記事一覧