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全国通訳案内士の仕事内容とは?

公開日:2020/02/01  最終更新日:2020/03/05

『全国通訳案内士』という仕事をご存知ですか?通訳者としては国内唯一の国家資格に該当します。どんな仕事なのか、また資格取得にはどんな勉強が必要なのか、本コラムでは仕事内容を中心に全国通訳案内士についてご紹介しましょう。

全国通訳案内士とは?

最初に『全国通訳案内士』そのものについてご紹介します。観光庁長官が実施する「全国通訳案内士試験」という国家試験に合格し、各都道府県に申請を行うと通訳案内士として登録することができます。外国人旅行者に同行し、各地で日本の文化や伝統、生活習慣などを外国語で紹介することができる国家資格が『全国通訳案内士』なのです。

全国通訳案内士試験は、年齢、性別、学歴、国籍などに関係なく受験が可能です。通訳者として、と書きましたが、語学関連としても国内唯一の国家資格です。

一次試験と二次試験があり、一次はペーパーテストを、二次は面接試験を実施しています。例年、一次試験は8月、二次試験は12月となっています。2018年には『通訳案内士法』が改正され合格率は過去13年のうち、最低の9.8%という難関資格となってしまいました。

試験科目は英語・フランス語・スペイン語・ドイツ語・中国語・イタリア語・ポルトガル語・ロシア語・韓国語・タイ語、国内試験では中国語は繁体字と簡体字から選択可能です。日本地理・日本史・産業・経済・政治および文化に関する一般常識テスト、通訳案内の実務テストが実施されます。

なお、英語で言えば、実用英語技能検定1級合格者、TOEIC Listening & Reading Test 合計900点以上、TOEIC Speaking Test 160点以上、TOEIC Writing Test 170点以上であれば、一次試験は免除されます。

この免除内容を見ると語学の要求レベルが高いことが分かります。さらに日本に関する深い知識や通訳ガイドのスキルも試されるというのですから、難関資格と考えていいでしょう。

全国通訳案内士の仕事内容とは①

前述のとおり、全国通訳案内士になるには、難関の国家試験を受験・合格し、各都道府県の登録を受けることが必要です。外国人観光客の急増で2018年から無資格でも通訳ガイドができるようになったものの、全国通訳案内士は難関の国家資格を取得し、専門的かつ正確な知識と高い語学力を備えているガイドですから、その信頼性は非常に高いでしょう。

仕事内容としては、まずその高い英語力を駆使して訪れた観光地や建造物などを案内します。観光案内と言っても基本的な知識や文化が染みついている日本人に対するものとはまったく異なります。

個人的な意見ですが、日本は歴史的にも文化的にも、世界から見ても特殊な国ではないでしょうか?その文化や背景まで、しっかり伝えることが求められるのです。もちろん、その土地の歴史や気候、地形に至るまで精通していなければできないことです。

日本を訪れる外国人観光客は、当然、日本文化に興味津々でしょうから、きっと多くの質問が飛び交うことと思います。それに対してもよどみなく、すべてに答えることができなくてはなりません。

大勢の観光客の前で説明できる度胸や、どんな質問にも即座に対応できる瞬発力が必要です。何よりも知性や教養が高くないと務まらないのではないでしょうか。

全国通訳案内士の仕事内容とは②

全国通訳案内士にとって、最も大切なのは「現場対応力」かもしれません。全国通訳案内士は、時に、通常の旅行添乗員の業務も務めなければならないからです。

そのため、大勢の訪日外国人観光客を引率する力、ホテルや旅館との連絡なども抜かりなく処理できる正確さや繊細さも求められます。旅行に付き物のハプニングやトラブルにも対応しなければなりません。

なによりも、参加者全員の安全を守ること、心から日本旅行を楽しんでもらおうとするホスピタリティを発揮することも重要です。また、引率している外国人観光客が、文化や習慣の違いから、観光先で迷惑をかけないように配慮することも大切な仕事です。つまり、通訳案内士は、優秀な旅行ガイドであると同時に、優秀な添乗員であることが要求されるのです。

とはいえ、実は、通訳案内士は、社員としての雇用はまだ少なく、フリーランスとして仕事を得るための営業能力も求められます。全国通訳案内士に特化した派遣エージェントもあるので、そういったエージェントや旅行会社と契約をして仕事を受けることも可能です。

まとめ

全国通訳案内士と、その仕事内容についてご紹介しました。全国通訳案内士は高い英語力を駆使して、日本文化や土地の歴史を、訪日外国人向けに工夫しながら詳しく案内すること、同時に旅行添乗員としての役割も担わなくてはならないことが分かりました。

社員としての雇用はまだ少なく、完全フリーランスとして営業する、もしくは全国通訳案内士専門のエージェントや旅行会社と契約して仕事を受けられることもご紹介しました。決して気楽な仕事ではありませんが、インバウンドがますます増えることが予想される中、非常に将来性の高い仕事と言えるでしょう。

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